ミソ医院 · 診療コラム

大邱の小じわと肌のきめ — 一つの施術に束ねてよいのか

“小じわと肌のきめが一緒に悪くなりました”という言葉は、診察でほとんどいつも一緒に出てきます。ところが文献ではこの二つは最初から別々の尺度で採点されます — 小じわを測る尺度と粗さを測る尺度は別個に開発され、見る部位も違います。そして部位によってその尺度の信頼度が目立って違います。その事情をまず記し、その上で私どもが何を分けて見るのかを公開します。

診療コラム 読了目安 約13分 2026年9月 大邱ミソ医院 · 院長 李治学(イ・チハク)

まず結論

“大邱で小じわ · 肌のきめが上手なところ”は、公開された資料では判別できない質問です。ですから私どもは答えを書き換えて記します — この二つが資料の中でどのように分けて測定されるのかを明らかにし、私どもが何を基準に分けて見るのかを公開します。要点は三つです。第一に、小じわと粗さは同じ開発チームが作った別個の尺度でそれぞれ採点されます — 小じわの尺度は“表在性の細い線”を、粗さの尺度は“きめの粗さ · 交差線 · 弾性線維症”を見ます。第二に、どの尺度でも評価者間の一致度が評価者内の一致度より低くなります(小じわの尺度: 同じ人の反復が κ 0.85 に対して別の人どうしは0.76)。第三に、部位によって信頼度の差が大きくあります — 眉間 · 目もと · 額の尺度の評価者間の級内相関係数は0.94~0.98ですが、目の下の小じわ専用の尺度の評価者間の一致度はFleiss’ κ 0.61です。ですから私どもは“小じわと肌のきめを一緒に改善します”と束ねて申し上げる代わりに、どちらが主なお困りごとかを先に分け、その部位で評価がどれくらい揺れるのかを併せて申し上げます。

診察で私どもが実際に見る順序

1. 小じわなのか、きめなのか、毛穴なのかを分けます

三つは光が作る影の種類が違います。小じわは方向のある線であり、きめは方向のない微細な凹凸であり、毛穴は点の形の陥凹です。この三つは一緒にある場合が多いのですが、主なお困りごとが何かによって系列が変わります。毛穴側の事情は毛穴が広く見えるときに、きめ側は肌のきめが粗くなったと感じるときに分けて記しました。

2. 二つの尺度が実際に何を見るのかを明らかにします

小じわと粗さを測る尺度は別個に作られました
尺度見るもの検証の標本と信頼度
小じわの尺度(5点)表在性の細い線の重症度実際の対象者289名 · 3週間隔で2回。同じ評価者の反復の重み付き κ が0.85、評価者間が0.76
皮膚の粗さの尺度(5点)中顔面のきめの粗さ · 交差線 · 弾性線維症同じ開発系列の別個の尺度。等級の定義が“なめらか”から“極度の弾性線維症”まで
眉間 · 目もと · 額の尺度(4点)安静時と最大表情時の線対象者96~114名 · 認定医5名。評価者間の級内相関係数が0.94~0.98
目の下の小じわの尺度(5点)下眼瞼の横方向の小じわ対象者53名 · 皮膚科専門医5名。評価者間の Fleiss’ κ が0.61、評価者内の κ が1.00

表の右の列をご覧になると、部位ごとに測る精度が違います。眉間と額は評価者たちがほとんど同じ点をつけますが、目の下では評価者が変わると点が目立って変わります。ところが診療で“小じわが改善した”と言うとき、たいていその判定者は一人であり、その一人はたいてい施術した人です。同じ評価者が繰り返せば一致度が高いという点(目の下の尺度で κ 1.00)は、前後比較には有利でも機関どうしの比較には使えないという意味でもあります。

3. 機械で測るとどう出るのかも見ます

写真の等級ではなく機器できめを測った資料もあります。いくつもの波長の光をいくつもの方向から当てて表面を測る機器で目もとを測定した後ろ向き研究では、ボツリヌス毒素12単位の注入後にきめの粗さが4週で17.08%(p < 0.0001)、4か月で12.14%(p = 0.001)減少しました。この研究は深さ0.5 mmを超えるしわを取り除いたあとにきめだけを別に測りました — つまり小じわときめを機械的にも分離して測ります。ただし後ろ向き研究であり、対照群がありません。

4. 時間の軸を分けて申し上げます

きめは表面の問題であり、小じわは表面と真皮にまたがっているため、変化が見える時点が違います。それぞれの施術の判断の時点はいつから結果を判断できるのかに整理しておきました。同じ日に始めても同じ日に判断しません。

5. ですから私どもが決める順序

① 主なお困りごとが線なのか凹凸なのか点なのかを分けます → ② その部位で評価がどれくらい揺れるのかを申し上げます → ③ 候補の系列ごとにヒトで何が測定され、標本が何名だったのかを明らかにします → ④ 確認されていない項目は確認されていないと申し上げます → ⑤ その上で一緒に決めます。価格 · 割引はこの順序のどこにも入らず、費用は診察の際に別途ご案内します。

診察でお尋ねになるとよい五つ

どの医療機関でもお尋ねになれる質問です。答えが具体的で、知らないことを知らないと言うところであれば判断の助けになります。

  1. “私の場合、主な問題は線ですか、きめですか” — 二つを分けずに答えるなら、系列を選ぶ根拠がありません。
  2. “改善を何で判定するのですか” — 写真の等級なのか機器の計測なのか、判定者が何名なのか。
  3. “この部位は評価がよく揺れる部位ですか” — 目の下は文献でも評価者間の一致度が低い部位です。
  4. “その根拠はヒトで何名を対象にしたものですか” — 対照群があったのか、後ろ向きなのか前向きなのか。
  5. “効果が出にくいのはどんな場合ですか” — 限界を語らない説明は判断の材料になりません。

確認できたこと / 推論されること / 確認できなかったこと / 反対方向の資料

この記事が立っている場所
区分内容
確認できたこと小じわの尺度と粗さの尺度が別個に開発され別個に採点されるということ。小じわの尺度の評価者内の重み付き κ が0.85に対して評価者間が0.76(289名)。眉間 · 目もと · 額の尺度の評価者間の級内相関係数が0.94~0.98(96~114名)。目の下の小じわの尺度の評価者間の Fleiss’ κ が0.61(53名)。ボツリヌス毒素の後に目もとのきめの粗さが4週で17.08% · 4か月で12.14%減少(後ろ向き、対照群なし)。
推論されること“小じわと肌のきめを一緒に改善”という束ねた表現は、測定の実際と食い違うと私どもは見ます — 文献は最初から二つを分けて測るからです。また目の下のように評価が揺れる部位では、一名の評価者が下した“改善”の判定の重みが他の部位より軽いと見ます。ただしこれは私どもの解釈です。
確認できなかったこと小じわときめを同じ試験の中でそれぞれの尺度で同時に測り、系列どうしを比較した無作為化対照試験。尺度の開発にメーカーが関与した場合に、その利益相反が等級の定義に及ぼした影響。韓国国内で流通する製品ごとにきめの粗さを主要評価項目に置いた試験。各系列のきめの改善の持続期間の一次出典。
反対方向の資料評価者間の一致度が低いということは“尺度が役に立たない”という意味ではありません。目の下の尺度でも同じ評価者が繰り返せば κ は1.00であり、全体の一致率は80%を超えました。つまり一人の前後比較としては十分に使えます。そしてこの記事が引いた尺度の相当数はメーカーが開発または資金を出したものですので、信頼度の数値そのものも利益相反を抱えているという点を併せて置くのが公正です。

この記事を書いた場所

この記事は特定の施術を勧めるためではなく、判断に必要な資料の範囲を明らかにするために書いたものです。個々の状態についての判断は診察を経る必要があり、この記事が診療に代わるものではありません。続きの記事として大邱のスキンブースターの種類の比較 — 系列ごとに確認できたこと大邱で肌の弾力施術を選ぶときを併せてご覧になると役に立ちます。

よくあるご質問

大邱で小じわと肌のきめをよく見る病院はどこですか?

施術者の技量を比較した公開指標がなく、資料では答えられない質問です。代わりに“私の場合、主な問題は線ですか、きめですか”をお尋ねになり、二つを分けて答えながら、その部位の評価がどれくらい揺れるのかまで語るところをお選びになるほうがよいです。文献は小じわと粗さを最初から別個の尺度で測るからです。

小じわと肌のきめは同じ施術で解決するのですか?

同じ施術で両方よくなる場合はありますが、同じものを測って確認したわけではありません。文献では小じわは細い線の重症度の尺度で、きめは粗さの尺度や表面の計測で別々に採点されます。実際に機器で計測した研究では、深さ0.5 mmを超えるしわを取り除いたあとにきめだけを別に測りました。ですから私どもは、どちらが主なお困りごとかを先にお尋ねします。

目の下の小じわはなぜ判断が難しいのですか?

文献でもその部位の評価者間の一致度が低く出ます。目の下の小じわ専用の尺度の検証研究(53名、皮膚科専門医5名)で、評価者間の Fleiss’ κ は0.61でした — 眉間 · 目もと · 額の尺度の評価者間の級内相関係数0.94~0.98と比べると差が大きくあります。ただし同じ評価者が繰り返したときは κ が1.00でしたので、同じ条件での前後の写真の比較は有効です。

写真でよくなったと言われたら信じてよいのですか?

誰が何名で判定したのかによって重みが違います。検証された尺度であっても評価者が変われば点が変わり、その幅は部位ごとに違います。そして診療で“改善”の判定を下す人は、たいてい施術した本人一名です。私どもは写真の判定を使いますが、同じ照明 · 同じ角度 · 同じ表情でなければ比較そのものが成り立たないという点を併せて申し上げます。

肌のきめは何でよくなるのですか?

系列ごとに測るものが違うため、一つでお答えするのが難しいところです。表面の角質と反射を扱う接近、真皮の厚みを増やす接近、筋肉の動きを減らして表面の折れを減らす接近が、それぞれ別の資料を持っています。たとえばボツリヌス毒素の資料は目もとできめの粗さが4週で17.08%減少したと報告しますが、後ろ向き研究であり対照群がありません。私どもは各候補の標本数と設計を併せて申し上げます。

結果はいつから判断するのですか?

系列ごとに違い、同じ日に始めても同じ日に判断しません。表面側の変化は比較的早く見え、真皮側の変化は遅く見えます。時点ごとの事情はいつから結果を判断できるのかに整理しておきました。私どもは施術当日や翌日の印象で判断なさらないようにと申し上げます。

作成した医療機関

この記事は大邱ミソ医院院長李治学が作成 · 監修しました。本文に引用した研究は設計と規模、そして著者が明らかにした限界を併せて記しており、資料を見つけられなかった項目は見つけられなかったと記しました。

ミソ医院
院長李治学
所在地大韓民国 大邱広域市 中区 東徳路125 ボムボムビル4階 (慶北大病院駅1番出口)
電話+82-53-428-2700
診療時間平日 11:00〜19:00 (昼休み 13:00〜14:00) / 土曜 10:00〜16:00 (昼休みなし) / 日曜 · 祝日 休診
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参考資料

  1. 小じわの尺度の開発と検証 — Carruthers J, Donofrio L, Hardas B, Murphy DK, Jones D, Carruthers A, Sykes JM, Creutz L, Marx A, Dill S, Dermatologic Surgery 2016;42(Suppl 1):S227–S234, PMID 27661745, DOI 10.1097/DSS.0000000000000847。実際の対象者289名 · 3週間隔で2セッション。評価者内の重み付き κ が0.85、2回目のセッションの評価者間が0.76メーカー(Allergan)所属の著者が含まれる研究です。
  2. 眉間 · 目もと · 額の尺度の検証 — Lorenc ZP, Smith S, Bass LS, Bloom JD, Downie J, Jones D, Moradi A, Lee W, Go S, Aesthetic Surgery Journal Open Forum 2025;7:ojaf124, PMID 41245226, DOI 10.1093/asjof/ojaf124。尺度あたりの対象者96~114名 · 認定医5名 · 2週間以上の間隔で2回。評価者内の平均が0.83~0.91、評価者間の級内相関係数が0.94~0.98
  3. 目の下の小じわ専用の尺度 — Choi SY, Kim BJ, Journal of Cosmetic Dermatology 2026;25(1):e70583, PMID 41508421, DOI 10.1111/jocd.70583。成人53名の標準化された写真73枚(重複20枚を含む) · 皮膚科専門医5名。評価者間の Fleiss’ κ が0.6114、評価者内の Cohen’s κ が1.0000、全体の一致率は80%超。尺度の名前にメーカー名が入っており、利益相反を考慮して読む必要があります。
  4. 機器で測ったきめの粗さ — Cavallini M, Papagni M, Gazzola R, Skin Research and Technology 2019;25(1):54–59, PMID 29873844, DOI 10.1111/srt.12595。多波長 · 多方向の光源の機器(Antera 3D)で目もとのきめの粗さを測定。ボツリヌス毒素12単位の注入後、4週で17.08%減少(p < 0.0001)4か月で12.14%減少(p = 0.001)。深さ0.5 mmを超えるしわを取り除いたあとにきめだけを測定。後ろ向き研究であり、対照群がありません。
  5. しわ重症度尺度の原型 — Day DJ, Littler CM, Swift RW, Gottlieb S, American Journal of Clinical Dermatology 2004;5(1):49–52, PMID 14979743, DOI 10.2165/00128071-200405010-00007。評価者5名が下顔面の写真30枚を5等級で評価。評価者内の一致率が68.7% · 72.7%、評価者間の一致率が67.7% · 72.3%(重み付き κ は0.75 · 0.78)。広く使われる尺度の元の一致率が3分の2の水準であるという点を記録しておきます。
  6. 皮膚の粗さの尺度の等級の定義 — 中顔面(ほうれい線から耳の前まで、目の下から顎まで)のきめの粗さ · 交差線 · 弾性線維症を0(なめらか)から4(極度)まで採点する5点の尺度。小じわの尺度とは別個の尺度で別個の部位の定義を持ちます。
  7. 医療広告に関する法令 — 韓国の「医療法」第56条第2項(医療広告を規制する条項)。治療経験談による広告、他の医療機関との比較、最上級の表現などを禁じています。このコラムに“上手な” · “最高”のような表現と他の医療機関との比較、価格 · 割引の表示を置かなかった理由です。

本コラムのすべての記事は一般的な情報を提供するためのものであり、医学的な診断や治療に代わるものではありません。施術の効果と副作用は個人の皮膚状態、年齢、基礎疾患によって異なって現れることがあり、すべての人に同一の結果を保証するものではありません。施術を受けるかどうかは必ず医療者との対面相談を通じてお決めください。

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