しわを消しても、なぜ年齢はそのまま見えるのか
「しわはあまりないのに老けて見える」という言葉を診察室でよく聞きます。この言葉への答えを探してみたところ、韓国人を対象に実際に測定した資料がありました。結果は — しわ · 肌のキメ37%、たるみ37%、色ムラ26%。 しわとたるみがちょうど同率でした。ところが正反対の方向の実験もあったので、それも併せて書きました。
まず結論から
人が顔を見て年齢を推し量るとき何を見ているのかは、実際に測定されたことがあります。 韓国人女性112名の標準写真を専門家15名が等級化し、韓国人女性92名が年齢を推定した研究で、知覚年齢を決めた重みはしわ · 肌のキメ37%、たるみ37%、色ムラ26%でした。 同じ研究で頬の毛穴と血管徴候は知覚年齢と有意な関連がありませんでした。 ただし英国で行われた別の実験では顔写真の凹凸だけを消したとき10.84歳、色だけを均一にしたとき1.05歳若く見え、しわの側が圧倒的でした。 二つの結果は測定の仕方が異なり、どちらも「しわよりハリのほうが重要だ」を支持しません。 確認できたのはしわだけを扱えば半分だということです。
「知覚年齢」というものが実際に測定されます
顔写真を複数の人に見せて年齢を推定させると、その平均値が出ます。これを知覚年齢(perceived age)と呼びます。実年齢と異なることがあり、その差こそが「老けて見える」という言葉の実体です。
この値は思ったよりよく当たります。韓国人1,997名(29〜58歳)を対象とした2024年の研究で、実年齢と知覚年齢の相関はr = 0.857でした。そして顔写真が年齢 · 性別 · 体格指数のような情報よりはるかに強い変数でした。
同時に誤差もはっきりしています。同じ研究で写真だけから予測した最適モデルの平均誤差は2.29歳であり、中国人女性400名を評価した2024年の研究では推定年齢が実際と一致した場合が25.5%しかありませんでした。
韓国人女性112名を対象とした研究では、半数ほどが実際より2〜12歳上に判定されました。つまり「老けて見える」という感覚は、おおむね錯覚ではありません。
韓国人のデータ — 37 · 37 · 26
この記事の出発点になる研究です。韓国人女性112名(18〜80歳)を標準条件で撮影し、皮膚科専門医を含む専門家15名が19の顔面徴候を等級化したうえで、韓国人女性92名がその写真の年齢を推定しました。そして各徴候が知覚年齢にどれだけ寄与したかを計算しました。
| 徴候のまとまり | 重み | 該当するもの |
|---|---|---|
| しわ · 肌のキメ | 37% | しわの深さと本数、キメの粗さ |
| たるみ | 37% | 輪郭線のゆるみ、下顔面の下降 |
| 色ムラ | 26% | まだらさ、トーンの不揃い |
| 血管徴候 · 頬の毛穴 · 色素斑の大きさ | 有意な関連なし | — |
この表から読み取ることが三つあります。
第一に、しわとたるみがちょうど同じです。 どちらか一方がより重要だと言える根拠は、この資料にはありません。
第二に、しわだけを扱えば37%です。 残りの63%は手つかずのまま残ります。「しわはあまりないのに老けて見える」という言葉が出てくる場所がここです。
第三に、毛穴は知覚年齢と関連がありませんでした。 これは相談でよく出てくる悩みですが、少なくとも「老けて見える理由」という観点からは資料が支持しません。毛穴が気にならないという意味ではなく、年齢の印象とは別の軸だという意味です。
同じ研究陣が5か国1,351名を対象に行った調査では、重みが民族ごとに異なりました。フランス人女性ではしわとたるみの二つがほぼすべてで、日本 · インド · 南アフリカでは色素が重要な二次要因でした。老化の知覚を主導する部位さえ異なりました — 中国 · 日本は上顔面、南アフリカは下顔面。欧米の資料をそのまま持ち込んではいけない理由です。
ところが正反対の方向の実験があります — これも書かなければなりません
上の資料だけを引用すれば、この記事はずっと滑らかになります。ところが、そうは書かないつもりです。
英国で行われた実験があります。女性50名(40〜74歳)の正面写真をデジタルで変形して四つの条件をつくり、評価者200名が年齢を推定しました。
| 条件 | 平均知覚年齢 | 元画像との差 |
|---|---|---|
| 元画像 | 55.68歳 | — |
| 表面の凹凸(しわ · キメ)のみ除去 | 44.84歳 | −10.84歳 |
| 色のみ均一に | 54.63歳 | −1.05歳 |
| 両方 | 39.83歳 | −15.85歳 |
効果量(偏η²)は0.79で、知覚年齢の変動のかなりの部分をこの操作が説明しました。同じ研究陣の後続実験(評価者160名)でも凹凸の除去が色の均一化より強い効果を示しました。
この結果はしわの側が圧倒的です。10.84歳対1.05歳は約10倍の差です。
ですから「しわよりハリのほうが重要だ」という文章は、どの資料からも支持されません。 韓国人の資料では同率であり、英国の実験ではしわの側がはるかに大きかったのです。私たちはこの記事の題を「しわよりハリ」にしようとして、変えました。
二つの結果をどう読むべきか
矛盾ではなく測定したものが違います。
英国の実験は写真の表面を消しました。 ですから「たるみ」は操作の対象に入っていませんでした。比較されたのは凹凸対色であってしわ対たるみではありません。
韓国人の研究は実際の顔の徴候を等級化しました。ですからたるみが独立した項目として入り、その結果しわと同率になりました。
二つの結果を合わせて読むとこうなります — 色素だけを扱っても年齢の印象はほとんど変わらず、しわとたるみがそれぞれ大きな割合を占め、その二つの優劣は確認されていない。
年代によって主犯が変わります
中国人女性400名(20〜40歳)の写真を女性評価者126名が評価した2024年の研究は、年齢を二つに分けて分析しました。
| 年齢群 | 有意だった項目 |
|---|---|
| 20–30歳(198名) | 肌のトーンと色素 — 額 · 頬の明るさの低下、赤みの増加、色素沈着の密度の増加 |
| 31–40歳(202名) | しわと中顔面 — 目尻のしわ、眉間のしわ、中顔面の赤み、色素密度、毛穴の直径 |
20〜30歳群は平均約3歳上に判定されました。評価者へのアンケートでは80%以上がしわとたるみをもっとも重要だと挙げましたが、実際の測定で有意だった項目とは違いました。
最後の文が興味深いところです。人が重要だと言うことと、実際に判断に使っていることが違いました。 20代に「ハリ」を強調するのは、この資料と合いません。
ですから年代ごとに手を入れる場所が違います。 20代にリフティングから勧めたり、50代にトーンの改善だけを行ったりするのは、資料と食い違う順序です。
ハリは実際にどれだけ落ちるのか — 測定された数字
「ハリ」は感覚ではなく機器で測ります。皮膚を陰圧で吸い上げてから放したとき、どれだけ戻るかを測定する方式です。東アジア人女性129名(15〜77歳)の頬を測った2019年の研究が、年代別の実測値を表にしています。
| 年齢群 | 人数 | R2(総弾力、右頬) | R7(弾性回復率、右頬) |
|---|---|---|---|
| 15–30歳 | 24名 | 0.90 | 0.63 |
| 31–40歳 | 16名 | 0.71 | 0.59 |
| 41–50歳 | 19名 | 0.73 | 0.47 |
| 51–60歳 | 29名 | 0.70 | 0.40 |
| 61–77歳 | 41名 | 0.62 | 0.37 |
年齢との相関はR2がr = −0.419、R7がr = −0.605でした。R7のほうが急で、より一貫して落ちます — 15〜30歳の0.63から61〜77歳の0.37へ約41%の減少。ところが同じ研究でR5(純粋弾力)は頬では年齢と有意な相関がありませんでした。
最後の一文をそのまま読み飛ばさないでください。同じ部位、同じ人において、ある指標ははっきり落ち、ある指標は年齢と無関係でした。 「ハリが落ちる」という言葉が、ひとつの値に換算されないという意味です。
ですから私たちは「あなたの肌年齢は何歳です」といった換算をしません。 キュートメーターの値はプローブの口径 · 陰圧 · 部位 · 室内の湿度によって変わるため、施設間の絶対比較ができません。 上の表は参考値であって、診断基準ではありません。
「ハリがなくなる」という言葉の誤解
「ハリがなくなる」を「柔らかくなる」と理解される方が多いです。測定資料は逆の方向です。
- 老化した皮膚の複合弾性率が最年少群より43%高かったのです(10.7 kPa対7.2 kPa)。つまりより硬くなります。
- エラスチン線維の密度は年齢とともにむしろ増加します。光老化で変性した弾性線維が蓄積する現象です。「エラスチンが減る」という単純な記述は不正確です。
ですから正確な表現は「ハリがなくなる」ではなく「伸びたあとに戻る能力が落ちる」です。上の表のR7が測っているのがまさにそれであり、だからこそR7がもっとも急に落ちます。
韓国人女性65名の目もとを層別に測った2025年の研究は、少し違う絵を見せます — しわは真皮(3mm)の弾力と相関し、たるみは表皮(0.5mm)の水分と相関しました。標本が小さく相関係数も0.3台なので強い結論は出せませんが、しわとたるみが互いに別の層の問題である可能性を示唆します。
「コラーゲンが毎年1%ずつ」の出典を探してみました
この文章はどこにでもあります。原出典を追跡してみました。
原典は実在します。 1975年に英国の皮膚科学術誌に載った研究で、男性72名 · 女性76名(15〜93歳)を対象としています。後代のレビューはこの研究を要約して「成人期の全期間にわたって年約1%ずつ直線的に減少」と書きました。
ところが二つの点がよくある引用と違います。
| よく使われる表現 | 原典で確認できたこと |
|---|---|
| 「顔のコラーゲンが」 | 測定部位は前腕(腕)です。顔でこの傾きを測り直した研究を見つけられませんでした |
| 「20代以降毎年」 | 原典は15〜93歳の全区間の直線的減少であり、20歳を変曲点として示していません |
| 「閉経後5年間で30%」 | 通常は原典とされる1987年の論文の抄録にこの数値がありません。 現在たどれる出典は2012年のレビューであり、一次論文を確定できませんでした |
確認できた別の数値はあります。80歳以上の皮膚のコラーゲン合成が18〜29歳に比べて約68〜75%減少し、コラーゲン線維束の密度は若い組織の81%から老化組織の58%へ落ちました。
私たちが「毎年1%」のような文章を病院の資料にあまり書かない理由がこれです。間違っているというより、条件が変わったまま持ち込まれています。 数字を使うなら、その数字がどこからどのように出たのかも一緒に書くべきだと考えます。
年齢の印象には、皮膚でないものも入ります
この部分は病院があまり話しません。施術で扱える領域ではないからです。それでも実際の資料があるので書きます。
| 要因 | 研究規模 | 結果 |
|---|---|---|
| 白髪 · 生え際の後退 · 唇の高さ | デンマークの双生児102組(204名)+英国人女性162名 | しわとともに独立した予測因子。モデルの説明量73〜86% |
| 毛髪の染色 | 同じ研究 | 染色だけで1.69歳若く判定(p=0.0045) |
| 顔面のコントラスト(眉 · 唇 · 目のまわりの明暗差) | フランス人女性289名+評価者21 · 81名 | コントラストを高めた顔を93%がより若いと選択、平均1.3歳 |
| 下顔面を覆う(マスク) | 患者100名、形成外科専門医6名による盲検評価 | 全体で3.16歳若く。ただし18〜40歳では有意ではありませんでした |
染色で1.69歳、コントラストの調整で1.3歳という数字は小さく見えますが、費用とリスクがほとんどないという点も併せてご覧ください。
そして反対方向の資料もあります。フェイスリフト手術の前後を盲検評価した研究(患者60名)で、全体としては約7.2歳若くなりましたが、リフトのみを単独で行った群で効果がもっとも小さく、目もとの施術を併せて行った群でもっとも大きかったのです。たるみだけを戻すことでは、思ったほど年齢の印象が変わりませんでした。
それで診察室では何を見るのか
上の資料を総合すると、私たちが相談で行っていることはこう整理されます。
- 三つを分けて見ます — しわ · キメが問題なのか、たるみが問題なのか、トーンの不揃いが問題なのか。韓国人の資料でこの三つの重みが37 · 37 · 26でしたので、ひとつだけを扱えば残りがそのまま残ります。
- 年代も併せて見ます — 20代で有意だったのはトーンと色素であり、30代後半からしわが有意になりました。順序があります。
- 毛穴は別に置きます — 気になる問題であるのは確かですが、知覚年齢とは有意な関連がありませんでした。「老けて見える」というお悩みでいらしたのなら、優先順位が違います。
- 期待値を数字で申し上げません — 「何歳若くなります」と言える根拠がありません。盲検評価で手術が7.2歳であり、施術はそれより小さいのです。
ミソ医院が成分の異なるブースターを6種類、リフティング機器を3種類そろえている理由がここにあります。37 · 37 · 26をひとつの道具で覆うことはできません。
まとめ — 確認できたことと確認できなかったこと
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 確認できたこと | 韓国人女性112名 · 評価者92名の研究で知覚年齢の重みがしわ37 · たるみ37 · 色素26であり、毛穴 · 血管は有意でなかったこと / 写真で凹凸だけを消すと10.84歳、色だけを均一にすると1.05歳若くなること / 東アジア人女性129名でR7が15–30歳0.63 → 61–77歳0.37、同じ部位のR5は年齢と無関係 / 老化した皮膚はむしろ43%硬く、エラスチン密度は増加 / 「年1%」の原典は前腕であり15–93歳の全区間 |
| 推論されること | しわとたるみが互いに別の層の問題である可能性 — 韓国人女性65名の研究が方向を示唆しますが、標本が小さく相関係数が0.3台です |
| 確認できなかったこと | 「しわよりハリのほうが重要だ」を支持する研究 — 見つけられませんでした / 「閉経後5年間で30%」の一次出典 / 「20代以降」という限定の根拠 / 顔でコラーゲン減少の傾きを測り直した研究 / 顔の脂肪の年間減少率 |
| 反対方向の資料 | 凹凸の除去が色の均一化より約10倍強い効果を示した実験があります / たるみだけを戻すリフト単独手術で知覚年齢の低下がもっとも小さかったのです / 20〜30代ではしわではなくトーンと色素が有意でした / 知覚年齢のかなりの部分が白髪 · 生え際 · 唇 · 顔面のコントラストのように皮膚でない要因です |
この記事の結論は「ハリのほうが重要だ」ではありません。「しわだけを扱えば半分」です。その半分が何であるかは顔ごとに違い、だからこそ相談で分けて見る作業が必要です。
よくあるご質問
顔が老けて見えるいちばん大きな理由は何ですか?
韓国人を対象に実際に測定した資料では、ひとつに絞られませんでした。韓国人女性112名の写真を韓国人女性92名が評価した2021年の研究で、知覚年齢を決めた重みはしわ・肌のキメ37%、たるみ37%、色ムラ26%でした。しわとたるみがちょうど同率です。ですから「何がいちばん大きな理由か」よりも「自分の顔でこの三つのうち何が目立つか」のほうが、答えを出しやすい問いです。
しわよりハリのほうが重要なのではありませんか?
その命題を支持する研究を見つけられませんでした。韓国人の資料ではしわとたるみが37%対37%で同率であり、英国で行われた実験では写真の凹凸だけを消したとき10.84歳、色だけを均一にしたとき1.05歳若くなって、むしろしわの側が圧倒的でした。確認できたのは「しわが年齢の印象の約3分の1を占め、それだけを扱えば残りが残る」というところまでです。
毛穴が広いと老けて見えますか?
韓国人女性112名を対象とした研究で、頬の毛穴は知覚年齢と有意な相関がありませんでした。血管徴候と色素斑の大きさも同様でした。5か国1,351名の調査でも、毛穴は南アフリカを除けばわずかか0でした。毛穴が気にならないという意味ではなく、「老けて見える」というお悩みとは別の軸だという意味です。ただし中国人女性400名の研究では31〜40歳群で毛穴の直径が有意でしたので、年代によって変わり得ます。
ハリは年齢とともにどれだけ落ちますか?
東アジア人女性129名(15〜77歳)の頬をキュートメーターで測った2019年の研究で、弾性回復率(R7)が15〜30歳の0.63から61〜77歳の0.37へ約41%低くなりました(r=−0.605)。総弾力(R2)は0.90から0.62へ緩やかに落ちました。ただし同じ部位でR5(純粋弾力)は年齢と有意な相関がありませんでした。つまりどの指標を見るかによって結果が変わり、ひとつの「肌年齢」という値には換算されません。
ハリが落ちるというのは、肌が柔らかくなるという意味ですか?
逆に近いです。測定資料では、老化した皮膚の複合弾性率は最年少群より43%高かったのです(10.7 kPa対7.2 kPa)。つまりより硬くなります。エラスチン線維の密度も年齢とともにむしろ増加しますが、これは光老化で変性した弾性線維が蓄積するためです。正確な表現は「ハリがなくなる」ではなく「伸びたあとに戻る能力が落ちる」です。
コラーゲンが毎年1%ずつ減るというのは本当ですか?
原典は実在しますが、条件がよくある引用と違います。1975年の研究(男72名・女76名、15〜93歳)を後代のレビューが「成人期の全期間にわたって年約1%ずつ直線的に減少」と要約したものです。ところが測定部位が顔ではなく前腕(腕)であり、「20代以降」という限定は原典にありません。顔でこの傾きを測り直した研究は見つけられませんでした。また「閉経後5年間で30%」という数値は、通常は原典とされる1987年の論文の抄録になく、一次出典を確定できませんでした。
年代によってケアの順序が違いますか?
資料はそのように出ています。中国人女性400名を評価した2024年の研究で、20〜30歳群は肌のトーンと色素が有意であり(明るさの低下、赤みの増加、色素沈着の密度)、31〜40歳群になってはじめて目尻のしわ・眉間のしわ・毛穴が有意になりました。興味深いのは、評価者の80%以上がしわとたるみをもっとも重要だと言ったのに、実際の測定で有意だった項目とは違ったという点です。20代にリフティングから勧めるのは、この資料と合いません。
施術で何歳くらい若く見えるようになりますか?
数字でお約束できる根拠がありません。参考になる資料はあります。フェイスリフト手術の前後の写真を盲検評価した研究(患者60名)で正味の効果が約7.2歳でしたが、リフトのみを単独で行った群で効果がもっとも小さく、目もとの施術を併せて行った群でもっとも大きかったのです。これは手術の資料であり、非手術の施術はそれより小さくなります。ご参考までに、毛髪の染色だけで1.69歳、眉・唇まわりの明暗コントラストの調整だけで約1.3歳若く判定された資料もあります。
欧米の人を基準にした話を韓国人に当てはめてもよいのですか?
注意が必要です。同じ研究陣が5か国1,351名を調査したとき、知覚年齢の重みが民族ごとに異なりました。フランス人女性ではしわとたるみの二つがほぼすべてだった一方、日本・インド・南アフリカでは色素が重要な二次要因でした。老化の知覚を主導する部位さえ異なりました — 中国・日本は上顔面、南アフリカは下顔面。ですからこの記事では韓国人のデータを優先して配置しました。
作成した医療機関
この記事は大邱ミソ医院院長李致学が作成 · 監修しました。本文に引用した研究は設計と規模、そして著者が明らかにした限界を併せて記しており、資料を見つけられなかった項目は見つけられなかったと記しました。
| 院長 | 李致学 |
|---|---|
| 所在地 | 大韓民国 大邱広域市 中区 東徳路125 ボムボムビル4階 (慶北大病院駅1番出口) |
| 電話 | +82-53-428-2700 |
| 診療時間 | 平日 11:00〜19:00 (昼休み 13:00〜14:00) / 土曜 10:00〜16:00 (昼休みなし) / 日曜 · 祝日 休診 |
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| 診療資料室 | ブースター · リフティング機器の全資料 |
参考資料
- 知覚年齢の重みの韓国人資料はFlament F ら、Skin Res Technol 2021;27(3)(韓国人女性112名 18–80歳、専門家15名が19の徴候を等級化、ナイーブパネルの韓国人女性92名 — しわ · キメ37%、たるみ37%、色素26%、血管 · 頬の毛穴 · 色素斑の大きさは有意でない、半数ほどが実際より2〜12歳上に判定)です。民族別の比較はFlament F ら、J Cosmet Dermatol 2021;20(3)(5か国1,351名)です。
- 写真操作の実験はFink B · Matts PJ、JEADV 2008;22(4)(英国人女性50名 40–74歳、評価者200名 — 元画像55.68歳、凹凸除去44.84歳、色の均一化54.63歳、両方39.83歳、偏η² = 0.79)であり、後続としてSamson N ら、J Cosmet Dermatol 2011;10(1)(評価者160名 — 凹凸の除去が色の均一化より強い効果、50%以上の区間で効果が頭打ち)があります。皮膚の表面だけでも年齢が読み取れるという資料はMatts PJ ら、JAAD 2007;57(6)(頬の皮膚パッチ170枚、評価者353名 — 推定年齢17.3–53.1歳、色の均一度 r = −0.454)です。
- 年代別の違いはQuan Q ら、Clin Cosmet Investig Dermatol 2024(中国人女性400名 20–40歳、評価者126名 — 知覚年齢と実年齢 r = 0.648、一致25.5%、20–30歳群はトーン · 色素が、31–40歳群はしわ · 毛穴が有意)です。韓国人の大規模資料はAhn I ら、Sci Rep 2024(韓国人1,997名 — r = 0.857、最適モデルの平均誤差2.29歳)です。
- 弾性の実測値はArch Craniofac Surg 2019;20(3)(東アジア人女性129名 15–77歳 — R2 右頬0.90 → 0.62、R7 0.63 → 0.37、R2 r = −0.419 · R7 r = −0.605、R5は頬で有意な相関なし)であり、部位別の比較はRyu HS ら、Skin Res Technol 2008;14(3)(韓国人女性96名 — 顔でR7の低下がもっとも顕著;年齢群別の絶対値は抄録になく確認できませんでした)です。
- 老化した皮膚がより硬くなるというのはBoyer ら(2009年)(複合弾性率は最高齢群10.7 kPa対最年少群7.2 kPa、43%高い)、エラスチン密度の増加はWang ら(2018年)であり、二つの資料はいずれもPMC 10316705のレビューを通じて確認した二次引用です。
- 「年1%」の原典はShuster S ら、Br J Dermatol 1975;93(6):639-643(男72名 · 女76名、15–93歳、測定部位は前腕)であり、「年約1%ずつ直線的に」という要約の文章は1975年の抄録にはなく、後代のレビューのものです。「20代以降」という限定の根拠を見つけられず、顔で再測定した研究も見つけられませんでした。 閉経関連の数値はBrincat M ら、BJOG 1987;94(2)(測定部位は大腿、未治療群69名 · ホルモン治療群37名)を確認しましたが、抄録に「5年間で30%」がなく、一次出典を確定できませんでした。
- 皮膚以外の要因はGunn DA ら、PLoS ONE 2009;4(12):e8021(デンマークの双生児102組 · 英国人女性162名 — モデルの説明量73〜86%、白髪 · 生え際の後退 · 唇の高さが独立予測因子、染色時1.69歳若い、p = 0.0045;このモデルに「たるみ」は別変数として入っていません)、Porcheron A ら、PLoS ONE 2013;8(3):e57985(フランス人女性289名 — 高コントラストの顔の選択93%、1.3±0.2歳)、Nicksic PJ ら、Aesthet Surg J Open Forum 2021;3(3)(患者100名、専門医6名の盲検 — 3.16歳、ただし18〜40歳では有意でない)です。
- 手術後の知覚年齢の変化はChauhan N ら、Arch Facial Plast Surg 2012;14(4)(患者60名、盲検評価 — 正味の効果約7.2歳、顔面 · 頸部リフト単独群で効果がもっとも小さかった)です。層別の相関はYang HY ら、J Cosmet Dermatol 2025(韓国人女性65名の目もと — しわは真皮の弾力と、たるみは表皮の水分と相関;標本が小さく相関係数が0.3台です)です。
- 「見つけられなかった」と書いたもの — 「しわよりハリのほうが重要だ」を直接支持する研究、「閉経後5年間で30%」の一次出典、「20代以降」という限定の根拠、顔でコラーゲン減少の傾きを再測定した研究、顔の脂肪の年間減少率、支持靭帯のゆるみと真皮コラーゲンの喪失のどちらがたるみにより寄与するかを比較した定量資料。
- この記事は特定の施術の効果を保証するものではなく、知覚年齢の変化をお約束するものでもありません。適応と予想される結果は個人の状態によって異なり、診療を通じたご相談が必要です。
本コラムのすべての記事は一般的な情報を提供するためのものであり、医学的な診断や治療に代わるものではありません。施術の効果と副作用は個人の皮膚状態、年齢、基礎疾患によって異なって現れることがあり、すべての人に同一の結果を保証するものではありません。施術を受けるかどうかは必ず医療者との対面相談を通じてお決めください。
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